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【令和5年7月雇用状況】有効求人倍率は3か月連続で低下 完全失業率は4か月ぶりに上昇

令和5年8月29日、厚生労働省から、令和5年7月分の有効求人倍率が公表されました。また、同日総務省より、令和5年7月分の完全失業率も公表されました。

【令和5年7月分 有効求人倍率】

1.29倍・・・前月より0.01ポイント低下(3ヶ月連続で悪化)

<産業別>
情報通信業(5.2%増)
宿泊業,飲食サービス業(2.1%増)
学術研究,専門・技術サービス業(0.3%増)で増加
一方、
製造業(11.4%減)、建設業(8.0%減)、生活関連サービス業、娯楽業(3.4%減)などで減少
となっています。

<都道府県別の有効求人倍率(季節調整値)>
就業地別・・・最高は福井県の1.90倍、最低は北海道と大阪府の1.10倍

有効求人倍率の悪化は、物価高の影響でダブルワークを希望する人や転職をする人などの求職者は増えている一方で、原材料費や光熱費の高騰で製造業や建設業を中心に求人への影響が続いていることなどが要因と分析されています。

出所:求人、求職及び求人倍率の推移(令和5年7月分)(厚生労働省)

 

<熊本県の有効求人倍率>

1.30倍・・・前月比 0.03ポイント低下

7月の有効求人数(季節調整値)は、前月比0.4%減の36,824人で、5か月連続で減少。
新規求職申込件数(原数値)は、前年同月比3.3%増の5,481人で、2か月ぶりに減少。

就職件数は、前年同月比2.2%増の1,713人で、3か月ぶりの増加となっています。

<主要産業別>
新規求人数(同)は同12.1%減で、5か月連続で減少となりました。産業別でみると次のようになっています。
卸売業・小売業、宿泊業・飲食サービス業増加
建設業、製造業、運輸業・郵便業、医療・福祉、サービス業(他に分類されないもの)で減少となっています。

「熊本県の雇用情勢」の詳細はこちらから

【令和5年7月分完全失業率】

2.7%(季節調整値) 前月から0.2ポイント上昇し、4か月ぶりの悪化

<就業者数>
就業者数は6772万人。前年同月に比べ17万人の増加。12か月連続の増加

<完全失業者数>
完全失業者数は183万人。前年同月に比べ7万人の増加。3か月連続の増加

求人数が横ばいだったのに対し、完全失業率は悪化しました。物価高の影響で、勤務先が倒産したり、生活が苦しくなったりして仕事を探す人が増えたこと(これまで非労働力人口に分類されていた女性=専業主婦なども仕事を探しはじめたこと)などが要因と分析されています。

詳しくは、こちらをご覧ください。

<一般職業紹介状況(令和5年7月分)について(厚労省)>
<労働力調査(基本集計)2023年(令和5年)7月分(総務省)>

 

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