令和5年8月1日、厚生労働省から、令和5年6月分の有効求人倍率が公表されました。また、同日総務省より、令和5年6月分の完全失業率も公表されました。
【令和5年6月分 有効求人倍率】
1.30倍・・・前月より0.01ポイント低下(2ヶ月連続で悪化)
<産業別>
宿泊業,飲食サービス業(1.3%増)
医療,福祉(0.9%増)
学術研究,専門・技術サービス業(0.8%増)で増加。
一方、
製造業(11.0%減)、建設業(7.2%減)、教育,学習支援業(2.6%減)などで減少
<都道府県別の有効求人倍率(季節調整値)>
就業地別・・・最高は福井県の1.93倍、最低は神奈川県の1.11倍
求人数は横ばいでしたが、仕事を探す人が増えた結果であり、物価高による支出増を補うため、兼業を検討するなど仕事を探す人が増えているのではないかと分析されています。
<熊本県の有効求人倍率>
1.33倍・・・前月と同水準
6月の有効求人数(季節調整値)は、前月比0.3%減の36,976人で、4か月連続で減少。
新規求職申込件数(原数値)は、前年同月比3.3%減の5,671人で、3か月ぶりに減少。
就職件数は、前年同月比8.5%減の1,867人で、2か月連続で減少となっています。
<主要産業別>
卸売業・小売業で増加、
建設業、製造業、運輸業・郵便業、宿泊業・飲食サービス業、医療・福祉、サービス業(他に分類されないもの)で減少となっています。
【令和5年6月分完全失業率】
2.5%(季節調整値) 前月から0.1ポイント低下し、2か月ぶりの改善
<就業者数>
就業者数は6785万人。前年同月に比べ26万人の増加。11か月連続の増加
<完全失業者数>
完全失業者数は179万人。前年同月に比べ7万人の減少。2か月連続の減少
詳しくは、こちらをご覧ください。
<一般職業紹介状況(令和5年6月分)について(厚労省)>
<労働力調査(基本集計)2023年(令和5年)6月分(総務省)>