人事制度は、「作ること」よりも「どう運用されるか」が重要です。
「評価基準があるのに、どう評価されているかが分からない」 「上司によって評価の差が大きく、納得感がない」 「そもそも社員が制度の存在をよく知らない」
このような状態では、制度があることでかえって組織の一体感が損なわれてしまいます。
そして実は、こうした事態が起こる背景には、「何のために制度を作るのか」という目的が明確になっていないことが多くあります。採用のために必要だから、制度があったほうが良いと言われたから…といった漠然とした動機で設計されると、社員にも目的が伝わらず、運用も形骸化しやすくなります。
制度を活かすためには、まず「何を実現したいのか」という目的を明確にすること。たとえば、“社員の育成を仕組みで支えたい”“評価の納得感を高めて、定着率を上げたい”といった経営の課題とつなげて制度を構築・見直す必要があります。
当事務所では、制度の設計だけでなく、実際の運用や浸透支援にも力を入れています。
- 制度が現場で使われるための評価基準の見直し・再設計
- 評価面談やフィードバックに関する管理職研修
- 社員向けの制度ガイドや運用サポート資料の作成
制度は“伝える仕組み”と“育てる関係性”がセットになって初めて意味を持ちます。 制度を「作って終わり」にせず、現場と経営の橋渡しとなる運用を、一緒に考えてみませんか?