令和6年4月30日、厚生労働省から、令和6年3月分及び令和5年度分の一般職業紹介状況が公表されました。また、同日、総務省から、同月分・同年度分などの労働力調査の結果が公表されました。
令和5年度分(年度平均)
有効求人倍率:1.29倍 ・・・前年度に比べて0.02ポイント低下(3年度ぶりに低下)
完全失業率:2.6% ・・・前年度と同率
となっています。
令和6年3月分 有効求人倍率
1.28倍・・・前月に比べて0.02ポイント上昇(16か月ぶりの上昇)
<産業別の求人数の動向>
産業別にみると、学術研究・専門・技術サービス業(1.6%増)で増加
製造業(10.8%減)、生活関連サービス業・娯楽業(10.5%減)、教育・学習支援業(10.5%減)などで減少となっています。
<都道府県別の有効求人倍率(季節調整値)>
就業地別・・・最高は福井県の1.94倍、最低は大阪府の1.07倍
令和6年3月分の有効求人倍率の上昇については、賃上げの機運の高まりなどにより、転職を希望する人が減ったことが影響しているなどと分析されています。
出所:求人、求職及び求人倍率の推移(令和6年3月分)(厚生労働省)
一般職業紹介状況(令和6年3月分及び令和5年度分)について|厚生労働省
熊本県の有効求人倍率(令和6年3月)
1.25倍・・・前月より0.01ポイント上昇
有効求人数(季節調整値)は、前月比0.8%減の35,540人で、2か月連続で減少となりました。
有効求職者数(同)は前月比1.6%減の28,412人で、5か月ぶりに減少となりました。
新規求人数(原数値)は、、前年同月比9.6%減の12,495人で、13か月連続で減少、
新規求職申込件数(原数値)は、前年同月比6.0%減の5,857人で、4か月ぶりに減少となりました。
令和6年3月分完全失業率
2.6%(季節調整値) ・・・前月と同率
<就業者数>
就業者数は6726万人。前年同月に比べ27万人の増加。20か月連続の増加
<完全失業者数>
完全失業者数は185万人。前年同月に比べ8万人の減少。2か月ぶりの減少
労働力調査(基本集計)2024年(令和6年)3月分、1〜3月期平均及び2023年度(令和5年度)平均|総務省