Z世代の学生の企業選びのポイント第1位は「安定している会社」

昨今、人手不足で人材争奪戦が激化しています。採用にも苦慮されている企業が多いのではないでしょうか。

今の若者は何を基準に、どんな価値観で仕事をしたいと思って企業選びをしているのか、ということを知っておくことは大切です。

そこで、今回はマイナビが行ったZ世代の学生を対象に行った「2023年卒 就職活動における価値観に関するアンケート」をもとに見てみましょう。※Z世代とは…1990年代後半〜2010年頃生まれの若者を指します。

企業を選択するポイントの上位3つは以下のようになっています。

安定している会社 43.9%
自分のやりたい仕事(職種)ができる会社 32.8%
給料の良い会社 19.1%

なかでも「安定している会社」は2015年卒から急な伸びを示し、2020年卒からトップになりました。

さらにどんな会社に安定性感じるかについて、上位は以下のようになっています。

1位 安心して働ける環境である
2位 福利厚生が充実している
3位 業界大手である
4位 今後成長が見込まれる業界・企業である
5位 売上高

この1位、2位と3位の間には開きがあります。

このアンケートでは「安心して働ける環境である」につい具体的に聞かれており、実際に学生が入社を決めた会社について、「なぜ安心して働ける環境だと感じたか」について、回答の上位は以下のようになっています。

社風が自分とあっている 21.9%
福利厚生・各種制度が充実している 19.4%
社員同士の仲がいい 13.2%
研修が充実している 9.2%
転勤や移動が少ない 8.9%

最も高かったのが「社風が自分とあっている」となっています。

こちらは、企業側から見ても同じことが言えるのではないでしょうか。

企業としても社風に合っている人を採用したいですよね。

面接時の質問内容や、面接時の環境作りなどを工夫し、できるだけ企業にマッチする人を採用したいところです。

採用基準を決める際には、採用後の人材育成でカバーできる所と、育成ではカバーできないところ(その人の価値観など)があります。採用後に「しまった!」とならないように、何を優先するのかを社内でしっかりとすり合わせておきましょう。

ほかにも興味深いアンケート結果となっていますので、企業の採用担当としてはこういった結果を押さえて、ホームページや求人サイトでの発信の仕方を工夫してみてはいかがでしょうか。

マイナビ「2023年卒 就職活動における価値観に関するアンケート」

 

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