【令和4年7月の有効求人倍率】有効求人倍率は7か月連続で改善 完全失業率は据え置き

令和4年7月分の一般職業紹介状況を公表(厚生労働省)

令和4年8月30日、厚生労働省から、令和4年7月分の一般職業紹介状況が公表されました。

【有効求人倍率(季節調整値)】
1.29倍・・・前月の1.27倍から0.02ポイント上昇 (7か月連続の改善)

<産業別>
宿泊業,飲食サービス業・・・47.7%増
サービス業(他に分類されないもの)・・・16.7%増
運輸業,郵便業・・・14.7%増
製造業・・・14.5%増

などで増加となりました。

都道府県別の有効求人倍率(季節調整値)をみると、就業地別では、最高は福井県の2.10倍、最低は沖縄県の1.01倍、
受理地別では、最高は福井県の1.93倍、最低は神奈川県と沖縄県の0.91倍となっています。

熊本県の有効求人倍率(季節調整値)】
1.47倍・・・前月に比べて 0.01ポイント上昇。

熊本県内の概況としては、新規求職申込件数(原数値)は前年同月比11.1%減。2か月連続で減少しました。一方、新規求人数(同)は同6.7%増。17か月連続で増加しています。

製造業、運輸業・郵便業、医療・福祉、サービス業(他に分類されないもの)で増加し、建設業、卸売業・小売業、宿泊・飲食サービス業で減少となりました。有効求人倍率(季節調整値)は、有効求人数(同)が増加し、有効求職者数(同)が減少したため、前月の水準を上回りました。

企業の採用に関しては、依然として厳しい状況が続いています。


完全失業率(季節調整値)】 令和4年8月30日、総務省より発表。
2.6%・・・前月の2.6%と同率(2か月連続で据え置き)

〇 就業者数
就業者数は6755万人。前年同月に比べ2万人の減少。4か月ぶりの減少
〇完全失業者数
完全失業者数は176万人。前年同月に比べ17万人の減少。13か月連続の減少

有効求人倍率が改善されたことについては、「新型コロナによる行動制限が3年ぶりにない夏となり、宿泊業を中心に求人数が増えた」などと分析されています。

詳しくは、こちらをご覧ください。
<一般職業紹介状況(令和4年7月分)について(厚労省)>
<労働力調査(基本集計)2022年(令和4年)7月分(総務省)>

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