食事に行くときのお店を選ぶ基準は何ですか?
「求人原稿を書く時は求職者目線で書きましょう」と良くお伝えしています。
では、求職者目線とは、いったいどんな目線でしょうか?
皆さん、久しぶりに会う友人と食事に行こう!ってなった時、どんな基準でお店を選んでいますか?
料理のジャンルですか?
和食か?洋食か?中華か?
洋食が食べたい!となれば、さらにフランス料理?イタリア料理?スペイン料理?
予算はどれくらい?3000円?5000円?10000円?
場所はどのあたりがいい?歩いて行けるところ?公共交通機関で行けるところ?
ちょっとドライブかねて車で遠いところまで行っちゃう?
で、行きたいお店が決まりました。
次に、でもそこって美味しいの?評判は?接客は良いの?お店の雰囲気は?
ちょっと食事の評価サイトを見てみようかな。あら、意外と評価が低い…。別のお店にしよう。
みたいな感じで決めていませんか?
この目線って、お店側の立場でみると「お客様目線」ですよね。
求職者の目線を、このお客様目線と捉えるととってもわかりやすいと思いませんか?
お仕事を探している人の会社を選ぶ基準は?
お仕事を探している人からすると
料理のジャンル→業種や職種のことですね。
予算はどれくらい?→お給与はどれくらいもらえるの?
場所はどのあたりがいい?→どのあたりで探そうかな?歩いて通勤できる所、車で通勤できる所、公共交通機関は時間が拘束される出来れば避けたい
食事の評価サイトを見てみよう→口コミサイトで社員の評価を見てみよう
ってなるわけです。
お店を探すときに皆さんが他のお店と比較をしているように、お仕事を探している人も、皆さんの会社との他の会社を比較をしています。
そして、その中から自分の希望に叶う仕事、会社を選んで応募をします。
ですから、多くある同業の会社中で、皆さんの会社で仕事がしたい!と思ってもらえるような求人原稿が必要です。
自分がお客様目線でやっていることを求職者に置き換えて考える、求職者の立場になって考える、これこそが「求職者目線」です。
自分のことならわかるんですが、どうも立場が逆になるとわからなくなってしまうものです。
ですから、自分がお店を選ぶ時って何で判断しているかな>と何かに置き換えて考えるとわかりやすいですね。
例えば、飲食店の求人でよくありがちなのが、求人サイトが食事を探す人のためのサイトになっています。
こんなメニューがあります、、みたいな感じでお料理の写真がたくさん並んでいたりします。
お仕事を探している人は、どんなメニューがあるのかは、お仕事をする上ではあまり関心はありません。
お店のメニューでお仕事は決めません。(まかない飯なら別かもしれませんが…。)
それよりも、
そこで働く人はどんな人なのか
給与は他と比べて高いのか低いのか?
通勤距離は遠いのか近いのか?
といったことに関心があるのです。
また、給与もあまり変わらない、通勤距離も変わらない、となったら職場の雰囲気はいいのか、休みは多いのか、といった基準で選びます。
つまり!自分にとって、どれが一番メリットがあって、どれが一番満足できそうか、ではないでしょうか。
皆さんも何かを選ぶ時って、自分にメリットはあるのか、望んでいることが満足できそうか、という基準で選んでいませんか?
仕事も同じです。仕事を探している人は、自分にとってメリットがあるか、満足できるがを基準に選びます。
ですから、皆さんの会社で働くメリットは?他の会社との違いは何?仕事で満足できるか?
それらのことを、求人原稿にきちんと書いていますか?
それが書けていないと、残念ながら選ばれず、応募が無い、ということになってしまいます。
ぜひ、現在の求人原稿を今一度見直してみて下さい。
求職者目線で求人原稿を書いて、求職者の心に響いて、求職者が行動に移し、応募へと繋がることを願っています。