2026年10月14日、厚生労働省の労働政策審議会労働条件分科会で、労働時間制度の見直しに向けた議論が行われました。
今回の主な論点は、「勤務間インターバル制度」「つながらない権利」「労働時間の把握」の3つです。
勤務間インターバル制度の導入促進
勤務間インターバル制度とは、仕事が終わってから次の勤務が始まるまでに、一定の休息時間を確保する仕組みです。
現在は企業の努力義務となっていますが、2025年の調査では導入企業は6.9%にとどまっています。
今回の審議会では、制度の義務化を含む法的位置付けや、より実効性のある導入促進策について検討することが論点となっています。
「つながらない権利」の在り方
「つながらない権利」とは、勤務時間外に仕事の電話やメールなどへの対応を求められないことに関する考え方です。
今回の審議会では、従業員が安心して休めるよう、各企業の実態に応じて、勤務時間外の業務連絡に関するルールを明確にすることについて議論が行われました。
労働時間の適正な把握
企業には、従業員の労働時間を適正に把握する責務があります。
しかし、労働時間を十分に把握できていない事業場があることも指摘されており、今回の審議会では、労働時間の把握の在り方についても論点とされました。
今後の動向に注目
今回示された内容は、今後の制度見直しに向けた検討段階のものであり、法改正や新たな義務化が決定したわけではありません。
企業としては、今後の議論を確認するとともに、従業員の休息時間の確保や勤務時間外の連絡ルール、労働時間の管理方法について、自社の現状を確認しておきたいところです。
【関連リンク】
第212回労働政策審議会労働条件分科会(資料)|厚生労働省