令和7年6月27日、厚生労働省から、令和7年5月分の一般職業紹介状況が公表されました。
また、同日、総務省から、同月分の労働力調査の結果が公表されました。
令和7年5月分 有効求人倍率
1.24倍 ・・・前月に比べて0.02ポイント低下(3か月ぶりの低下)
<産業別の求人数の動向>
運輸業,郵便業(0.1%増)で増加、宿泊業,飲食サービス業(19.3%減)、卸売業,小売業(11.1%減)、教育,学習支援業(8.6%減)などで減少となっています。
<都道府県別の有効求人倍率(季節調整値)>
就業地別・・・最高は福井県の1.86倍、最低は大阪と福岡県の1.05倍となっています。
出所:求人、求職及び求人倍率の推移(令和7年5月分)(厚生労働省)
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<一般職業紹介状況(令和7年5月分)について|厚生労働省>
熊本県の有効求人倍率(令和7年5月)
1.23倍・・・前月に比べて0.01ポイント上昇
求人倍率の動向
5月の有効求人数(季節調整値)は、前月比1.0%増の34,372人で、3か月連続で増加となりました。一方、有効求職者数(同)は前月比0.5%増の27,925人で、2か月ぶりに増加となりました。
求人の動向
新規求人数(原数値)は、前年同月比5.9%減の11,284人で、2か月ぶりに減少となりました。うち一般フルタイム求人(同)は同3.2%減の7,383人で2か月ぶりに減少となり、一般パートタイム求人(同)は同10.8%減の3,901人で2か月ぶりに減少となっています。
求職の動向
新規求職申込件数(原数値)は、前年同月比6.5%減の6,130人で、7か月連続で減少となりました。うち一般フルタイムは同7.4%減の3,421人で7か月連続で減少、一般パートタイムは同5.3%減の2,709人で2か月連続で減少となっています。
令和7年5月分完全失業率
2.5%・・・前月と同率
就業者数
就業者数は6838万人。前年同月に比べ72万人の増加。34か月連続の増加。
完全失業者数
完全失業者数は183万人。前年同月に比べ10万人の減少。4か月連続の減少
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労働力調査(基本集計)2025年(令和7年5月分)|総務省
有効求人倍率の低下については、全体として人手不足が続くも、物価や人件費の高騰などにより、企業が求人を抑える動きがみられたためなどと分析されています。今後の雇用情勢に注目しておきましょう。