令和6年6月28日、厚生労働省から、令和6年5月分の一般職業紹介状況が公表されました。また、同日、総務省から、同月分の労働力調査の結果が公表されました。
令和6年5月分 有効求人倍率
1.24倍 ・・・前月に比べて0.02ポイント低下(2か月連続で低下)
<産業別の求人数の動向>
情報通信業(5.7%増)、卸売業,小売業(4.6%増)、医療,福祉(1.4%増)などで増加。
生活関連サービス業,娯楽業(10.6%減)、製造業(7.4%減)、建設業(3.4%減)などで減少となりました。
<都道府県別の有効求人倍率(季節調整値)>
就業地別・・・最高は福井県の1.92倍、最低は大阪府の1.02倍
令和6年5月分の有効求人倍率の低下については、慢性的な人手不足を背景に求人数がやや増えた一方で、賃上げ機運の高まりを受け、より良い待遇を求めて転職を考える人が増加したことにより、求人の増加を求職の増加が上回ったなどと分析されています。
出所:求人、求職及び求人倍率の推移(令和6年5月分)(厚生労働省)
詳しくはこちら。
一般職業紹介状況(令和6年5月分)について|厚生労働省
熊本県の有効求人倍率(令和6年5月)
1.21倍・・・前月に比べて 0.04ポイント低下
有効求人数(季節調整値)は、前月比0.8%減の35,130人で、4か月連続で減少。
有効求職者数(同)は前月比2.5%の28,925人で、3か月ぶりに増加。
新規求人数(原数値)は、前年同月比4.7%減の11,996人で、15ヶ月連続で減少。
新規求職申込件数(原数値)は、前年同月比7.4%増の6,554人で、2か月連続で増加。
令和6年5月分完全失業率
2.6%(季節調整値) ・・・3か月連続で同率
<就業者数>
就業者数は6766万人。前年同月に比べ21万人の増加。22か月連続の増加
<完全失業者数>
完全失業者数は193万人。前年同月に比べ5万人の増加。2か月連続の増加
詳しくはこちら。
総務省:労働力調査(基本集計)2024年(令和6年)5月分