令和7年8月29日、国税庁から、「令和7年分 年末調整のしかた」が公表されました。
「令和7年分 年末調整チェック表」や「年末調整Q&A」などの源泉徴収義務者の方用情報、「年末調整を受ける際の注意事項」や「各種申告書の記載のしかた(記載例)」などの給与所得者(従業員)の方用情報についても掲載されています。
昨年と比べて変わった点
「Ⅰ 昨年と比べて変わった点(基礎控除の見直し等)」では、次の3つを挙げています。
1 所得税の基礎控除の見直し等
(1)基礎控除の見直し
(2)給与所得控除の見直し
(3)特定親族特別控除の創設
(4)扶養親族等の所得要件の改正
2 年末残高調書を用いた方式(調書方式)による住宅借入金等特別控除
3 令和8年から変わる事項
(1)扶養控除等申告書の記載事項の変更
(2)扶養親族等の数の算定方法の変更
(3)源泉徴収税額表の改正
通勤手当の非課税限度額の改正について
令和7年8月7日の人事院勧告で、自動車など交通用具使用者に対する通勤手当の額引上げが示されました。
今後、通勤手当に係る所得税の非課税限度額が改正される場合、年末調整での対応が必要となることがあります。年末調整前に最新情報をご確認ください。
変更点を含め、年末調整の手順などを今一度確認するためにも、今回公表された「令和7年分 年末調整のしかた」を、早めにチェックしておきましょう。
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令和7年分 年末調整のしかた
通勤手当の非課税限度額の改正について