厚生労働省より、令和6年度の「過労死等の労災補償状況」が公表されました(令和7年6月25日付)。
今回の報告では、脳・心臓疾患や精神障害に関する労災請求・支給決定件数がいずれも増加。
精神障害の支給決定件数は6年連続で過去最多を更新し、初めて1,000件を超えました。
要因としては、「パワーハラスメント」「仕事量の大きな変化」「顧客等からの迷惑行為」などが多くなっています。
また、長時間労働との関連については、脳・心臓疾患では、
時間外労働が「1か月で100~120時間未満」の事案が最多(18件)、
「2~6か月平均で月80~100時間未満」が最多(63件)でした。
精神障害では「月100~120時間未満」が最多(74件)、次いで「40~60時間未満」が多いという結果でした。
職場での過重労働やハラスメントの防止に向け、あらためて労働環境の見直しが求められています。
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