令和5年12月26日、厚生労働省から、令和5年11月分の有効求人倍率が公表されました。
また、同日総務省より、令和5年11月分の完全失業率も公表されました。
令和5年11月分 有効求人倍率
1.28倍・・・前月より0.02ポイン低下(悪化)
低下は、4か月ぶり。物価高騰を受け、求人を控える企業が増えたことが要因と分析されています。
<産業別の求人数の動向>
教育,学習支援業(3.5%増)、情報通信業(3.4%増)で増加
宿泊業,飲食サービス業(12.8%減)、生活関連サービス業,娯楽業(12.5%減)、製造業(10.5%減)となりました。
<都道府県別の有効求人倍率(季節調整値)>
就業地別・・・最高は福井県の1.95倍、最低は大阪の1.06倍
出所:求人、求職及び求人倍率の推移(令和5年11月分)(厚生労働省)
熊本県の有効求人倍率(令和5年11月)
1.26倍・・・前月より0.01ポイント低下
有効求人数(季節調整値)は、前月比1.2%減の35,512人で、2か月連続で減少となりました。
一方、有効求職者数(同)は前月比0.004%減の28,231人で、2か月連続で減少となりました。
新規求人数(原数値)は、前年同月比9.8%減の12,561人で、9か月連続で減少となりました。うち一般フルタイム求人(同)は7.0%減の8,162人で9か月連続で減少となり、一般パートタイム求人(同)は14.7%減の4,399人で9か月連続で減少となりました。
令和5年11月分完全失業率
2.5%(季節調整値) 前月と同率
<就業者数>
就業者数は6780万人。前年同月に比べ56万人の増加。16か月連続の増加でした。
<完全失業者数>
完全失業者数は169万人。前年同月に比べ4万人の増加。3か月ぶりの増加となりました。
<労働力調査(基本集計)2023年(令和5年)11月分結果(総務省)>