「対面のインターンシップ・仕事体験」が1位~マイナビアンケート~
今回は、マイナビ本社:東京都千代田区、代表取締役 社長執行役員:土屋芳明)が実施した「マイナビ 2024年卒大学生 活動実態調査(3月)」の結果をご紹介します。
内容:マイナビ 2024年卒大学生活動実態調査 (3月)
調査対象:マイナビ2024会員のうち「2024年春」に卒業予定の大学生・大学院生
調査期間:2023年3月25日~3月31日
有効回答数:2,963件
それによると、学生が企業の社風や社員の雰囲気を感じるために参加したり参考にする施策について複数選択で回答を求めたところ、以下のような結果になったということです。
1位:インターンシップ・仕事体験(対面) 57.9%
2位:個別企業説明会(オンライン) 50.7%
3位:インターンシップ・仕事体験(オンライン)47.9%
インターンシップ・仕事体験や個別説明会などでオンライン形式の項目が上位に上がっている背景としては、オンライン形式は対面形式に比べて移動時間など参加にかかる負担が少なく参加がしやすいため、参加回数自体が対面形式より多いということが考えられる、ということです。
2位以下を見ると、オンラインの施策も多くの回答を集めており、学生・企業ともに対面とオンラインのメリットを上手く使い分けるようになってきた印象です。
一方で、こうした環境変化の下でも、やはり依然として「対面でのインターンシップ・仕事体験」が企業の志望度向上に大きく貢献していることが読み取れます。企業としては、単にインターンシップを実施するだけではなく、他社と差別化を図り、求める人材へ自社の魅力をいかにして伝えていくかを考えていく必要があるでしょう。
また、マスクの着用は個人判断となりましたが、対面面接におけるマスク着用に関して、のアンケートも行われました。
「どちらかといえば外すことに抵抗はない」37.4%で最多。一方で、着脱の判断に関して「企業側からのアナウンス」を求める学生が6割超、となっています。着脱に関して学生の意見にばらつきがありました。対面面接に臨む際にどのように対応すべきか迷いが生じる可能性が高いと思われます。企業は対面面接実施の際、学生に対し何かしらアナウンスを行うなどの配慮が必要になりそうです。
2025年卒より、一定の基準に準拠するインターンシップで得られた学生情報については、その情報を採用活動開始後に活用可能となるなど、国からもインターンシップの活性化を支援する動きが出ています。変わらず、新卒採用では学生側の売り手市場が続いています。企業側は採用活動をはじめとして、人材確保についてのリソース配分を増やしていくことになりそうです。