令和6年10月29日、厚生労働省から、令和6年9月分の一般職業紹介状況が公表されました。また、同日、総務省から、同月分の労働力調査の結果が公表されました。
令和6年9月分 有効求人倍率
1.24倍 ・・・前月に比べて0.01ポイント上昇(2か月ぶりに“上昇<改善>)
<産業別の求人数の動向>
情報通信業(8.9%増)で増加となり、
生活関連サービス業,娯楽業(13.3%減)、製造業(9.1%減)、サービス業(他に分類されないもの)(8.8%減)などで減少なっています。
<都道府県別の有効求人倍率(季節調整値)>
就業地別・・・最高は福井県の1.93倍、最低は大阪府の1.05倍
出所:求人、求職及び求人倍率の推移(令和6年9月分)(厚生労働省)
詳しくはこちら。
<一般職業紹介状況(令和6年9月分)について|厚生労働省>
熊本県の有効求人倍率(令和6年9月)
1.23倍・・・前月と同水準
■求人倍率の動向
9月の有効求人数(季節調整値)は、前月比1.4%増の35,037人で、3か月ぶりに増加となりました。一方、有効求職者数(同)は前月比1.1%増の28,442人で、4か月ぶりに増加となりました。
■求人の動向
新規求人数(原数値)は、前年同月比2.1%減の12,611人で、19か月連続で減少となりました。
うち一般フルタイム求人(同)は1.8%増の8,469人で19か月ぶりに増加、一般パートタイム求人(同)は9.2%減の4,142人で19か月連続で減少となっています。
■求職の動向
新規求職申込件数(原数値)は、前年同月比1.6%増の5,429人で、2か月ぶりに増加となりました。うち一般フルタイムは同3.2%減の3,219人で2か月連続で減少、一般パートタイムは同9.3%増の2,210人で2か月ぶりに増加となっています。
令和6年9月分完全失業率
2.4% ・・・前月に比べて0.1ポイント低下(2か月連続の“低下<改善>)
<就業者数>
就業者数は6814万人。前年同月に比べ27万人の増加。26か月連続の増加
<完全失業者数>
完全失業者数は173万人。前年同月に比べ9万人の減少。5か2か月連続の減少
詳しくはこちら。
労働力調査(基本集計)2024年(令和6年)8月分|総務省
有効求人倍率については、1.24倍で、前月から0.01ポイント上昇しましたが、長引く物価高の影響で求人が出せない状況が続いているなどと分析されています。