【令和6年6月雇用状況】有効求人倍率は3か月連続で低下・完全失業率は5か月ぶりに改善

令和6年7月30日、厚生労働省から令和6年6月分の一般職業紹介状況が公表されました。また、同日、総務省から、同月分の労働力調査の結果が公表されました。

令和6年6月分 有効求人倍率

1.23倍 ・・・前月に比べて0.01ポイント低下(3か月連続で低下<悪化>)

<産業別の求人数の動向>
製造業(14.6%減)、生活関連サービス業,娯楽業(13.7%減)、建設業(12.8%減)、教育,学習支援業(11.5%減)、サービス業(他に分類されないもの)(10.4%減)などで減少となりました。

<都道府県別の有効求人倍率(季節調整値)>
就業地別・・・最高は福井県の1.85倍、最低は大阪府の1.02倍

令和6年6月分の有効求人倍率の低下については、円安や物価高による原材料費の高騰の影響などで企業が求人を控える傾向が続いているなどと分析されています。

出所:求人、求職及び求人倍率の推移(令和6年6月分)(厚生労働省)

詳しくはこちら。
<一般職業紹介状況(令和6年6月分)について|厚生労働省>

熊本県の有効求人倍率(令和6年6月)

1.22倍・・・前月に比べて 0.01ポイント上昇(改善)

有効求人数(季節調整値)は、前月比0.1%増の35,176人で、5か月ぶりに増加となりました。
有効求職者数(同)は、前月比0.6%減の28,750人で、2か月ぶりに減少となりました。

新規求人数(原数値)は、前年同月比9.8%減の11,995人で、16か月連続で減少となりました
新規求職申込件数(原数値)は、前年同月比7.4%減の5,254人で、3か月ぶりに減少となっています。

「熊本県の雇用情勢」(令和6年6月分)はこちらから

また、「令和6年度第1四半期中途採用者採用時賃金情報」も公表されています。求人を出される際の給与額の参考にしてください。
「令和6年度第1四半期中途採用者採用時賃金情報」

令和6年6月分完全失業率

2.5% ・・・前月に比べて0.1ポイント低下(5か月ぶりの低下<改善>)

<就業者数>
就業者数は6822万人。前年同月に比べ37万人の増加。23か月連続の増加

<完全失業者数>
完全失業者数は181万人。前年同月に比べ2万人の増加。3か月連続の増加

詳しくはこちら。
労働力調査(基本集計)2024年(令和6年)6月分|総務省

 

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