令和6年3月1日、厚生労働省から、令和6年1月分の有効求人倍率が公表されました。また、同日、総務省から、同月分・同年分の完全失業率の結果が公表されました。
令和6年1月分 有効求人倍率
1.27倍・・・前月と同水準
<産業別の求人数の動向>
生活関連サービス業,娯楽業(5.7%増)、情報通信業(4.5%増)、学術研究,専門・技術サービス業(4.1%増)などで増加、
製造業(11.6%減)、宿泊業,飲食サービス業(8.8%減)、卸売業,小売業(5.8%減)などで減少となりました。
<都道府県別の有効求人倍率(季節調整値)>
就業地別・・・最高は福井県の1.91倍、最低は大阪府の1.0倍
出所:求人、求職及び求人倍率の推移(令和6年1月分)(厚生労働省)
熊本県の有効求人倍率(令和6年1月)
1.28倍・・・前月より0.01ポイント上昇
1月の有効求人数(季節調整値)は、前月比1.1%増の36,326人で、2か月連続で増加となりました。
一方、有効求職者数(同)は前月比0.6%増の28,457人で、2か月連続で増加となりました。
新規求人数(原数値)は、前年同月比10.4%減の13,182人で、11か月連続で減少、
新規求職申込件数(原数値)は、前年同月比4.1%増の6,281人で、2か月連続で増加となりました。
令和6年1月分完全失業率
2.4%(季節調整値) 前月に比べ0.1ポイントの低下(3か月ぶりの改善)
<就業者数>
就業者数は6714万人。前年同月に比べ25万人の増加(18か月連続の増加)
<完全失業者数>
完全失業者数は163万人。前年同月に比べ1万人の減少(2か月連続の減少)
完全失業率の改善については、人手不足を背景に、「勤め先や事業の都合による離職」が減少したことなどが要因とされています。
<総務省:労働力調査(基本集計)2024年(令和6年)1月分>