令和5年10月31日、厚生労働省から、令和5年9月分の有効求人倍率が公表されました。
また、同日総務省より、令和5年9月分の完全失業率も公表されました。
令和5年9月分 有効求人倍率
1.29倍・・・前月と同水準
9月の新規求人(原数値)は前年同月と比較すると3.4%減となりました。
これを産業別にみると次の通りです。
<産業別の求人数の動向>
宿泊業、飲食サービス業(5.2%増)、学術研究,専門・技術サービス業(2.6%増)
製造業(12.7%減)、建設業(8.1%減)、情報通信業(5.4%減)などで減少となりました。
<都道府県別の有効求人倍率(季節調整値)>
就業地別・・・最高は福井県の1.91倍、最低は北海道の1.08倍
新規求人は、前年同月と比較すると3.4%減となっており、製造業や建設業などで、人手不足ではあるが物価高の影響で求人を出すには至らないといった状況が続いているようです。
熊本県の有効求人倍率(令和5年9月)
1.29倍・・・前月より0.01ポイント減
9月の有効求人数(季節調整値)は、前月比0.1%増の36,560人で、7か月ぶりに増加。
一方、新規求職申込件数(原数値)は、前年同月比2.7%増の5,346人で、2か月ぶりに増加となりました。
就職件数は、前年同月比2.7%減の1,659人で、2か月ぶりに減少となりました。
うち一般フルタイムは同4.5%増の3,324人で2か月ぶりに増加し、一般パートタイムは同0.1%減の2,022人で2か月連続の減少となりました。
令和5年9月分完全失業率
2.6%(季節調整値) 前月に比べ0.1ポイントの低下(改善)
<就業者数>
就業者数は6787万人。前年同月に比べ21万人の増加。14か月連続の増加
<完全失業者数>
完全失業者数は182万人。前年同月に比べ5万人の減少。3か月ぶりの減少
より良い条件の仕事を求めている人が、就職できたことが数字に表れているとみられています。
詳しくは、こちらをご覧ください。
<一般職業紹介状況(令和5年9月分)について(厚労省)>
<労働力調査(基本集計)2023年(令和5年)9月分(総務省)>