厚生労働省は令和4年1月の有効求人倍率を公表しました
○令和4年1月の有効求人倍率は1.20倍で、前月に比べて0.03ポイント上昇。
○令和4年1月の新規求人倍率は2.16倍で、前月に比べて0.03ポイント低下。
有効求人倍率(季節調整値)は前月より0.03ポイント上昇し改善しましたが、
新規の求人倍率(季節調整値)は前月より0.03ポイント悪化しました。
有効求人倍率については、人手不足が続く宿泊業,飲食サービス業や製造業、情報通信業を中心に求人数が大幅に増え、求職者数の伸びを上回った形となっています。
前年同月と比較すると、2021年1月は有効求人倍率(季節調整値)は、1.08倍となっていますので、昨年よりは0.12ポイント改善しているとはいうものの、ほぼ横ばいですし、依然として企業側からすると採用が厳しい状況には変わりないようです。
総務省からも完全失業率も公表されています
令和4年1月の完全失業率(季節調整値)は、2.8%となり、前月より0.1ポイント悪化しました。
就業者数は6646万人で、前年同月に比べ32万人の減少。4か月連続の減少になりました。
一方、完全失業者数は185万人で前年同月に比べ14万人の減少。7か月連続の減少になりました。
就業者数も、完全失業者数も減少していますが、就業者数の減少人数が多いため、完全失業率は悪化しました。
今後、コロナが落ち着いて、経済が元に戻り始めれば求人数は増え、ますます人材争奪戦は激しさを増すと予想されます。
これからは、求職者に選ばれる企業作りが大切なテーマになってくるでしょう。
有効求人倍率、完全失業率に関するの詳細なデータは下記よりご覧ください。
<一般職業紹介状況(令和4年1月分)について(厚労省)>
<労働力調査(基本集計)2022年(令和4年)1月分(総務省)>